
Aria&Auraのプロダクトとなる樹が育まれるのは、アメリカの広葉樹林。
その穏やかな杢目の表情、素材としての強度面から、広葉樹をセレクトしています。
Aria&Auraでラインナップする、「ブラックウォルナット」「ハードメイプル」「「ブラックチェリー」「ホワイトオーク」は、20万種と言われる樹種の中において、特に希少で珍重される4樹種。
“素材の調和 時の調和 インテリアの調和”というコンセプトを具現化する上で、わたしたちが求める条件を満たす樹種について、検討を重ねて選定しました。
環境に配慮した樹を使っています
Aria&Auraでは、生態系、経済、社会的に相応な機能を十分に果たす能力を保持するとともに、他の生態系に損害を与えない方法と節度を持って管理されていることがFSC(森林管理協議会)などによって認められている、サスティナビリティとトレーサビリティが確保された樹を採用しています。

原木の調達においてその鍵を握るのは、素材の個性や樹の本質を見極める職人の「目利き」です。
樹の性格や杢目の美しさ、節の有無など、選別の基準は無数。
さらに、例えばドアなどは長さ2m以上にわたり、節など極めて少ない美しい状態のものが求められるため、選別のハードルは一層高いものとなります。
調達の時点では、原木は丸太です。丸太の状態でそれらを見抜く、匠の眼力がすべて。頼りになるのは、樹を熟知し、幾多の経験を積んだプロフェッショナルだけが持つ技術のみです。その眼力を持つのは、日本国内でもわずか数人と言われます。
極めてシビアな選別をクリアした樹だけが、Aria&Auraのプロダクトに用いられているのです。

本物の質感へこだわり続けてたどり着いたこたえ。それが2mm厚の無垢挽き板です。
無垢材には吸排湿による「動き」が付き物。
そのため、動きの出にくい薄い板への需要が高く、切り出された木のうち、節などが少ない稀少な部分は基本的に突き板に製材され、「突き板グレード」と呼ばれて無垢材よりも品質が高いとされています。
Aria & Auraでは、突き板グレードに近い部分を2mmに製材した無垢挽き板を使用。
木本来の重厚感を感じられる厚みを確保しました。
さらに、多様な建材・家具に対応できるよう、動きを極力抑えるために卓越した匠の技術が施されています。
木本来の美しさと実用性を兼ね備えた厚さ2mmの「無垢挽き板」。
それは、私たちのこだわりの証です。

樹を組み合わせて、ひとつの表情を創り上げていく。職人たちは、一枚一枚の板を並べては全景を眺め、美しさが映える組み合わせを探ります。
それぞれの挽き板は、世界にたった一枚。同じ表情のものはありません。
色味の違いや杢目のばらつきを職人が見極め、バランスを整えることでその美しさは一層引き立ち、豊かな表情が浮かび上がります。
人が樹と対話しながら繊細に仕上げていく工程が、Aria&Auraのプロダクトには欠かせません。
樹が持つ温もりには、職人たちが心を込めた手の温かさも宿っているのです。